Morning letter

朝のひとときに、心穏やかな1日が送れるような、エッセンスをお届けします。

自己洞察力の高め方

お恥ずかしい話、私は自己洞察力がとてつもなく低い人間でした。

疲れているのに疲れていることに気づかず入院したことが2回、みんながインフルエンザにかからない時期に一人だけかかってしまったりと数々の感染症にかかってきました。そのたびに「私って本当についてないな」「そういう星のもとに生まれてしまったんだ」と思っていましたが、それは大きな間違いでした。これまで体調を崩したのは「不運」ではなく、自己洞察力が低いために自分がもたらした結果であるということに気づいたのです。

 

何度体調を崩しても、自分の不規則な生活が体を蝕んでいることに気が付かないのです。自分の身体に向き合おうともしないし、向き合い方もわかりませんでした。しかし、最近ようやく「私は自己洞察力が高い」と思えるようになってきました。その方法をお伝えします。

太陽

 

まず、どんな時に体調を崩すのか振り返ること。私の場合は第一に睡眠不足。これまで3交代勤務をしていました。0時から開始の勤務が2日続くシフトがあるのですが、体内リズムが乱れ、全く眠れずに2日間出勤することもざらにありました。第二にストレス。仕事の重圧や人間関係のストレスから、1口食べるだけでもうお腹がいっぱい。一時期はBMI16まで痩せていました。そして残業ばかりの生活。自分の時間を犠牲にして、患者さんや後輩育成、会議などでいつも残業していました。それが、社会人として、看護師としてカッコいい生き方だと思っていたのです。

原因がわかるとあとは解消していくだけです。もう夜勤はしていませんし、人間関係についても勉強しストレスが減りました。そして、仕事は定時で終えることを目標とし、仕事を家に持ち帰らないようにしました。これだけで、体調を崩すことがぐんと減りました。

 

 

2つ目は毎朝の呼吸瞑想。起床後10秒呼吸瞑想をします。たった10秒ですが、体調が悪いと1秒も続けられません。そういうときは「今日は調子が悪い。疲れている。無理しないでおこう」と思います。そして、家事、育児はとことん手を抜きます。仕事でも「今日ちょっと調子悪いから残業はできない」と朝メンバーに伝えるようにしました。また、呼吸瞑想は呼吸に集中するのですが、背中がしびれ、集中できないことがありました。普段は感じないのに、どうしたんだろうとすぐに内科受診をし精密検査を受けました。異常がなかったことを確認し、整骨院で治療を受け、症状は改善しました。

 

そして、自己洞察力が高まったころ。ある日の出勤日の朝、嘔吐してしまいました。以前なら、「なんか気持ち悪いけどとりあえず人手不足だから仕事に行くしかない」と思ったでしょう。でも、今回は「もう身体が限界だ」と思いました。実は連日業務が立て込み、休憩も取れずに働いていたのです。その過酷さを思い出すと、とても出勤できる気にはなれませんでした。このままだと以前と同じように身体を壊す。そしてこの過酷さに終わりは見えない、私はこんなに自分を犠牲にして何をしたいのだろうと思い、退職を決意しました。

 

これでよかったと思っています。まだ子どもも小さいですし、夫も出張で家を空けることが多く、私には仕事、育児、家事、すべてこなすことはできませんでした。中にはきちんとこなしているママもいらっしゃいます。とても尊敬しています。もっと頑張りなよって言われるかもしれません。でも、私は「頑張る」という選択肢を自分の生活からなくすことにしたのです。

全ては自己洞察力を高めたことで、自分の身体、家族、人生を大切にすることにつながったと感じています。バリバリ仕事をこなすことは素晴らしいことです。しかし、いったん立ち止まり、休憩することも仕事の一つです。自分の身体、大切にしてくださいね。

 

参考図書

 

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