「ポジティブ思考は幸せで良い結果をもたらす」
そんなことを良く耳にしませんか?
言いたいことはわかるけど、でもなぜ?その根拠は?とずっと気になっていました。
(看護師は根拠が大好きです…(笑))
その答えを見つけるべく
『幸福優位7つの法則』シェーン・エイカー著を手に取りました。
なぜポジティブがよくて、ネガティブが悪いのか。
それを皆さんにお伝えします。
その答えの1つは
私たちが次に起こるだろうと予測ことに、脳が反応するようにできているとういうことです。
それを証明する実験を紹介します。
1つ目。
実験者13人に目隠しをして、彼らの右手にウルシの汁をこすりつけると告げました。
やがて13人全員の右手に、かゆみ、腫れ、発赤などのウルシによるかぶれの症状が現れました。
当然かと思いますが、実はこすりつけたのはウルシの汁ではなく、全く無害な木の樹液だったのです。
次に彼らの左手に本物のウルシの汁をこすりつけ「無害な植物である」と告げました。
参加した13人はすべてウルシに強いアレルギーがあったにも関わらず、わずか2人しか発疹が現れなかったのです。
2つ目。
ホテルの清掃員を半分に分け、片方のグループには、この仕事によって彼らがかなりの運動をすることになると伝えました。
どれだけのカロリーを燃焼するか、掃除機をかける身体の動きは心肺機能を高める体操と同じ効果があるということなどを説明しました。
他方のグループには何も伝えませんでした。
数週間後、仕事は運動効果があると伝えられた清掃員たちは、実際に体重が減り、コレステロール値も下がっていたのです。
いつもより余分に働いたわけでもないし、仕事以外の運動をしたわけでもない。
変わったのは、彼らの脳が自分の仕事をどのように捉えたかという点だけなのです。
これらを「期待理論」と呼びます。
期待は脳に何らかの反応を生じさせるが、それは現実世界の出来事によって生じるのと同じくらいに本物でありうると説明しています。
また、あるでき事が起きるに違いないと考えると、脳の中で、それが実際に起きたのと同じくらい複雑なニューロンの発火が起き、神経組織に次々と連鎖的な動きが生じ、結果的に本物の身体的な症状があらわれてくるのです。
この内容から、思考は本当にその結果を生み出してしまうということがわかります。
「私は不幸だ。この先もどうせ、ずっと…」と考えていればそうなってしまうし
「私は幸せだ!これからも幸せになれる!」と思えばそのようになっていきますよね。
それなら、ポジティブに生きている方が絶対にいいはずです。
著書を読み、高頻度に現れるネガティブ思考を手放そうと決意しました。
私のToDoは
①ポジティブ日記を毎日書く→ポジティブなことに注目する反復練習
②毎日1つ親切をする→ストレスが緩和され、精神の健康度が高まる
③毎月1回感謝リストを書く→ポジティブが伝染する
今までもポジティブになりたくてやっていたことですが、どこか惰性でした。
「これらをすることでポジティブになる練習になり、良い結果が生まれる」
そんなふうに意識しながら取り組むと、より良い成果が出てくるはずです。
ポジティブに生きる人生を一緒に歩んでいきませんか。