「お金より大切なもの」
最近ずっと考えていました。
自分の頭の中を整理するためにブログを書きました。
私は産後うつ気味だったと思います。
出産前は週2回病院勤務をしていて、充実した日々を過ごしていました。
しかし、出産を機に退職し、ものすごい不安が押し寄せてきたのです。
自分の通帳はもう残高が減る一方で増えることはない。
もし夫が病気になって働けなくなったら、私たちはどうやって暮らしていけばいいのだろう。
これから子どもにもお金がかかる。
子ども小さいうちに働いて、できるだけ貯金しなきゃ。
そんな思いで生後2か月の子どもを連れて病院見学に回りました。
今考えると、まともな精神状態ではなかったと思います。
そして、子どもが一歳になるまえに働き始めました。
確かに収入はあるため、漠然とした不安感はなくなりました。
でも残高が少し増えても「まだ安心はできない」と思うのです。
しかし、最近仕事のウェイトが重くなり、体調を崩すことがありました。
「でも、働いていないと不安だ…」
そんなふうに思っていた時
『happy Money』本田健著を読みました。
以下著書にかかれていた気づきです。
たとえお金がなかっとしても、親身になって支えてくれる友人や家族に頼れると確信できれば怖れることはない。
大勢の人が恐怖心のために、嫌な仕事もやめることができない状態にあります。
いつまでも貯金や出費のことを心配するのはやめて人間関係に時間を注ぎ込みましょう。
「良好な人間関係」が安心感をもたらします。
永続的な人間関係の深い絆ほど、安心感をもたらすものはありません。
心を大きく動かされました。
私には、困ったときに頼れる人はいるのだろうかとハッとしました。
両親、きょうだいはなんとか頼れるかもしれなけど、友人は無理だ…
人間関係構築に面倒くさがっていた私は、頼れる友人がいないと気づきました。
身体を壊してまで、お金のために辛い思いをしながら働くのはもういいのでは?
もっと家族や人間関係を大切にして信頼できる関係を気づく必要があるのでは?
そんなふうに思い始め、息もできぬ思いで走っていた足を止めました。
今日は子どもとたくさん遊びました。
追いかけっこや、庭の落ち葉拾い。
伸びた髪の毛を結わえてあげてはにかむ顔を見て、子どもと一緒にいる心の温かさを、ようやく感じることができました。
幸せは、すぐそこにある。
やっと、気づいた気がします。
仕事をやめて収入が減っても、ささやかな幸せは身近にたくさんある。
また困ったらいつでも働けばいい。
今はこの幸せを噛みしめたい。
そんなふうに思います。