「the four GAFA」著書による「幸福論」
「幸福」「成功」「愛」「健康」について書かれています。
コロナが広まる前に書かれていますが、withコロナ時代に大切にすべきエッセンスが「幸福論」として挙げられています。
著書が最後に述べていること、それは「最後に残るのは『人間関係』だけで、私たちにはそれがすべてで、それ以上大切なものはない」ということ。
著書の中で一番強調されているのは「つながり」です。
「つながり」について具体的なアドバイスが述べられている「愛」の章に焦点を当て気づきを述べます。
1つ目。パートナーに対して寛大になり、できるだけのことをできるだけ頻繁に行う。
今は子ども中心の生活になっていて、主人が喜ぶことをあまり考えてあげられていなかったと振り返ります。
早速主人の喜ぶことを考え、マッサージの予約、焼き肉の提案をしました。
すると「いいの?」と笑顔を見せてくれて、「子どもを見てるから君も映画やカフェに行っておいで」と言ってくれました。
主人が喜んでくれたのもすごくうれしかったのですが、私にも同じことをしてあげようとしてくれ、彼のやさしさを改めて感じることができました。
まずは相手に与えることを始める、それが幸福への第1歩だと思います。
2つ目。子育ては自分が正しいと感じられることをし、自分の本能を信じる。
子どもは2歳ですが、私は働いています。
これにはさまざまな意見があり、私も「かわいそうなことなのかな」と悩んだ時もありました。
しかし、私は自分の心と身体の健康のために働き、子どもに情緒の安定した母親で接したい。
そして働くには定時退社して子どもを待たせないという信念があります。
それが自分には正しいと感じられること、自分の本能なんだと気づきました。
自信をもって仕事をしていきます。
3つ目。親の人生をもう一度生きる。
看取りについて9つの心得が書かれていましたが、看取りの時期じゃなくても今できることの一つが「親の人生をもう一度生きる」です。
具体的には、両親の生い立ちの写真を見ながら、子供時代や大人になってからの話を聞くということです。
今までの私は、親が過去の話をすると「また昔話?めんどうだな」と思っていましたが、そうやって親は私と一緒に、人生をもう一度生きたいのだと気づきました。
面倒がらずに親の話を聞く、それが私が両親に対しできる親孝行の一つだと考えます。
どんなに仕事が成功しても、それを分ち合える家族がいないのは本当の幸せとは言えない。
「つながり」がなければ私たちは生きていけない。
著者は、社会的成功を収めた人が自ら命を絶ったり、麻薬依存となって衰弱した人たちを見てきたうえで本書を書き記しています。
withコロナ時代を生きていく私たちが、今一度しっかり向き合い考えなくてはならないことだと思いました。