トレーシー・カチロー著。
著書は研究結果をもとに分析し、自身の子育ての経験も盛り込まれた内容になっている。
「愛情」「語りかけ」「生活習慣」「遊び」「つながり」「しつけ」「動く」「スローダウン」の項目について書かれている。
今回私は、娘の「しつけ」について悩んでいた。
その章に重点を置いて読み、解決法をみつけToDoを実践、評価した。
①【悩み】娘は眠たくなると私を叩くようになり、厳しく「ダメなんだよ」と言っても全く辞めずにいた。
【解決法】「置き換え」をすると理解できる。
こどもが叩いてくるときの効き目のある叱り方は「人を叩いてはいけない。枕は叩いていい。でも、人はダメ」。
【ToDo】上記をそのまま実践する。
【評価】娘は枕を叩くようになった(笑)眠くていらいらしていたとがわかった。
「ダメ」と伝えるだけではなく、「○○するのはいいよ」と伝えることが重要。
②【悩み】車に乗ってもチャイルドシートに座らず、車内を動き回り仕事に遅刻しそうになる。
【解決法】ルールを持ち出す。「もう一度叩いたら、帰るわよ」
【ToDo】車に乗り動きまわり始めたら「10数えるうちに椅子に座ってね。座らなかったら、ママが乗せちゃいます」という。
【評価】今まで乗せるまでに10分かかり、無理やり乗せるので娘は大泣きしていたが、この方法を実践すると10数える前、8の段階で椅子の前に立ってくれるようになった。我が家にはルールがなかったので、これは試す価値がある!おかげで出勤時のストレスがなくなりました。
③【悩み】スプーン、箸をを投げる。
【解決法】「論理的になる」悪い行動に直接関連したしつけをする。おもちゃを投げた時は、罰として明日の遊びの約束をキャンセルするのではなく、15分間おもちゃを取り上げる。
【ToDo】ものを投げたら取り上げる。
【評価】今まで取り上げず、仕方ない、取り上げるのもかわいそうかなと傍観していた。しかしすかさず取り上げてみたところ、泣くことなく返してほしいとも言ってこなかった。もういらなかったのか?それか、ものを投げるのはダメなんだと認識できたのかはまだわからないが効果はありそう。
実践してみて効果を実感することができた。
子育ての知識をなめていた…。
もちろん著書のアドバイスに従ったのに望まない結果がでることもあるだろうが、効果的かどうかはやってみないとわからない。
よさそうだと思うものを選んだり、今のままでいいのだと確認するのに活用していけたらいいだろう。
今いくつかの知識を得ることができ、以前よりリラックスできている。
「次こんなことされたら、これを試してみよう」と、娘の行動をわくわくしながら予測している。
知識を得ることは心を豊かにする。
子育てをしていると周囲からの何気ない目線や意見に傷つくことがある。
しかし知識を持った上で、最高の子育てをしているのだと思えたら、もっと楽に生きられる。
長くて20年、きっとあっという間に過ぎていく。
母としてできることは、母自身が勉強をし成長し続けること。
今日も子育てに困ったらこの本を開こう。